先日の水曜日はいつもお世話になっている紀伊長島の甚昇丸さんに乗船させていただき、恒例の沖合底曳き網採集…でしたが、あいにくの高波とうねりの影響で1回だけの曳網で終了。
紀伊長島沖水深150mでした。
それでもいつもと違う場所・水深での曳網だったので、これまでに採集したことのない生物がいくつか入りました。
2匹採集して、どちらも同じような形だったので、これがこの種の特徴なのかもしれません。「勾玉」や「ジャガイモ」、「丸まったカブトムシの幼虫」にも見えますが、最初の印象から、ひとまず仮称は「おしりカイメン」とでもしておきましょう(笑)
今後、種類を調べてみます(カイメンは種類の特定が難しいですが…)
その他には、ウミウシの仲間、ヒトエガイとか。
本種は甚昇丸では初めての採集です。触角の付け根にある一対の黒い点が眼ですが、こうやって見るとなかなかカワイイ顔つきをしていますね。
それから種類不明のヒメヒトデの仲間とか。
これらは全てへんな生きもの研究所で展示しています。
【飼育研究部 森滝丈也】