コーラルリーフダイビングゾーンのコブシメは、あまり泳ぎ回らずにじっとしていることが多く、イカの中でもおとなしい種類です。
普段は近くの岩やイソギンチャクと同じような体色をしていますが、繁殖期を迎えると、オスたちはいつものおだやかな様子とはまったく違った姿を見せます。
昨年の春に生まれたコブシメも4月末くらいから、オスとしてアピールすることが増えてきました。
このオスは成長期に食が細いときがあり、体も一番小さかったのですが、こんな立派な姿を見せてくれるようになりました。
鳥羽水族館のコブシメの寿命は1~1年半くらいですが、もう少し長生きしてこの姿を見せてほしいですね。
【飼育研究部 つぼんぬ】