先週の火曜日、いつもお世話になっている菅島の漁師さん(幸進丸)からカイメンやヤギ類をいただきました。
よく見るとその中のカイメンの表面にスナギンチャクの仲間が多数、付着しているではないですか!さっそく水槽に展示しました(伊勢志摩の海ゾーン)
カイメンと同じ色をしているので非常にわかりにくいですが、相当な数が付着しています。おそらく、このスナギンチャクの搬入は鳥羽水族館初記録だと思われますが、種類は不明。これから調べます。何だかアタリ(珍しい種類の意)のような気がしますが…
ちなみに、今、カイメンと共生する新種イソギンチャク「テンプライソギンチャク」の興味深い生態について発表するため準備に追われていますが、今回展示したのはイソギンチャク類ではなく「スナギンチャク類」です。
【鳥羽水族館 飼育研究部 森滝丈也】