ビーバー。水族館にいるのは珍しいかも知れませんが、この飼育日記での出現率は割と高めかと思います。
ビーバーは本当に可愛い生きものなので担当飼育員はその魅力を伝えたくなってしまうのです。
そんなビーバーの可愛いところを今回も紹介します。
水槽の床は毎週磨いて掃除しているのですが、そうしていると絶対に寄ってくる1頭がいます。
そして寄って来たかと思うと、掃除している手をつかんで持って行こうとします。
それがこの子通称「運び屋エヌちゃん(オス)」です。
ビーバーは巣を作る生きものなので本能的に物を運ぶ習性があります。このエヌちゃんは普段から木くずなどを運んでよく集めているのですがなぜか僕たち人間の手や足をも運ぼうとします。
はたしてこれは遊んでいるのか、大きな物を運びたいという願望なのか・・・
なかなか満足してくれず、手や足をひたすら持っていこうとするので掃除がなかなか進まない・・(笑)
しかしながら可愛くてついつい遊んであげちゃいます。笑
他の子はこんなことをしないのに、なぜそんなにも運びたいのか・・??
そんな個性もあふれるビーバーなのでした。
エヌちゃん、今日もご満足いただけましたか?
【飼育研究部 やまおか】