本日4月25日はオウムガイP162の誕生日。
鳥羽水族館ではこれまでに162個体のオウムガイが孵化していますが、幼若個体の長期生存は難しく、これまでに1年以上生存したのはわずか10個体のみ。その中でもとりわけ長期間(1000日以上)生存したのはたったの5個体。
現在、この記録の仲間入り(殿堂入り?)を目指しているP162。このまま元気に成長していってくれたら嬉しいです。
孵化直後から本日の姿の画像を殻の模様が同じ位置になるように並べてみました…ぐるっと回転するように成長してるのがよくわかりますね。
…模様の大きさをそろえて並べてみたら、今年は画面からはみ出してしまいました(笑)
1年前の姿と比較すると殻口の腹側が白くなっているのがわかりますが、これは成長して性成熟が近づくと赤い縞模様が形成されなくなるから。
飼育下ではだいたい2年ほどで性成熟に達することが明らかになっています(P162はオス)
【飼育研究部 森滝丈也】