先日の日曜日、鳥羽の菅島の漁師さん(幸進丸)からきれいなウニをいただきました。
鳥羽の菅島沖水深30mで採集されたヤマトベンテンウニです。
少し反り返った長い棘が特徴的で、赤みがかったなかなか美しいウニです。
和名のベンテンは七福神の紅一点、弁天さん(弁財天)に由来するとか。なるほどです。
実は、このヤマトベンテンウニは深海性で、本来の棲息深度は水深200-400mあたりとされていますが…
まれに浅海域でも見つかることがあるようです(三重県ではイセエビ刺網による採集例が報告されています)
今回のこの個体は菅島沖の水深30mで採集されましたが(やはりイセエビ刺網)、鳥羽湾内では初記録になるのではないでしょうか。
アップにして見れば、殻の色の鮮やかさに驚かされます。
【飼育研究部 森滝丈也】