夕方、16:00過ぎにサンゴ水槽を見回り中にふと気になったヒレシャコガイの動き。
ググッと息むような…そんな動き。
あ、これはアレだなとピンときた(笑)。
アレだとしたら閉館間際に始まるはず…
そこで他の水槽をぐるりと見回って、サンゴ水槽に戻ってきたのが16:50
…見ると、おぉ!ビンゴ!
始まっています!ヒレシャコガイの放卵・放精です!!
火山の噴火みたいな大迫力。
あちらこちらで次々とブワッ!ブワッ!
今回の放卵・放精で、しっかり雌雄判別ができました(この水槽にはオスが2匹、メスが2匹いました)
実は、過去(2012年,2013年)にも同じ時期・時間帯に放卵放精が観察されています。
今回も2012年も、大潮のタイミングだったのが興味深い(2013年は不明)
ヒレシャコガイは水槽の中にいても季節と月の満ち欠けを感じ取っているのでしょうか?
1時間近くブワッ!ブワッ!と放卵放精が続き、サンゴ水槽はすっかり真っ白けになりました。
実は、昨日の同じ時間帯にも放精のみが観察されていたようですが(私は休日でした)、規模からすると今日が本番だったようです。
明日もあるかなぁ…もしかしたら明日も閉館間際に見ることができるかも知れませんよ(保証はしませんが)
【飼育研究部 森滝丈也】