…と、興奮するのはごく限られた人だけでしょうが。
今晩は宿直です。
夜の見回りでへんな生きもの研究所に入ると、ダイオウグソクムシ№5がちょうど良い位置(ガラス近く)に静止していました。
これは前から気になっていたことを確かめるチャンスです。
実は、以前、宿直の日に№5の脚にロクソソマが付着しているのをチラッと見たような気がしていたのです。
ロクソソマは内肛動物の中で単独生活を送るグループで、なぜか私は学生の頃からこの仲間がとても気になっています。
詳しくは以前の飼育日記で紹介しているのでそちらをご覧ください。
「ロクソソマ萌え」https://aquarium.co.jp/diary/archives/8208
さて。
さっそく、ガラス越しにダイオウグソクムシ№5の体をなめるように観察してみると…
お!
ぬぉぉぉぉぉぉ!やっぱりいました!(矢印)
ダイオウグソクムシ№5の左第5胸脚の関節付近、まとまった数のロクソソマ(ロクソソマ科)が付着しているではありませんか!
去年はニューカレドニアオオグソクムシBathynomus richeriの脚に付着するロクソソマ(ロクソソメラ属)を見つけましたが、ダイオウグソクムシでは初めての確認になります。
ニューカレドニアオオグソクムシに付着していたものとは違う種類のように思えますが、どうでしょうか?
なにぶんかなりサイズが小さいので(おそらく0.5-1.0㎜ほど)写真に撮るのがやっとです。
脚から上手く採集できればもう少し詳細に観察できるのですが。
チャンスがあれば採集もしてきちんと確認してみたいですね。
ともかく今晩は興奮して眠れそうにもありません(笑)