母さんオオグソクムシから子ども(マンカ幼生)はまだ出てきません…
保育期間は結構、長いようです。
気長に待つことにしましょう。
さて。
母さんオオグソクムシの尾節の内側にエボシガイの仲間が付着しているのは以前にお伝えしましたが、やっぱりこちらも気になります。
エボシガイはフジツボに近縁で長い柄を持ち、蔓脚を出し入れしてエサをつかまえます。
エボシガイの付着するすぐ近くにはオオグソクムシの5対の膜状の腹肢がビラビラと動いています。
腹肢の付け根にはエラがあるので呼吸をするためにビラビラ~、遊泳脚でもあるので泳ぐときにもビラビラ~。
頻繁に動かします。
その結果、水流が起き、プランクトン食のエボシガイにとって、適度な水流が起きてエサが舞い込む、住みやすい環境なのだろうと思っていたのですが…
昨晩観察していて少し違う印象も覚えました。
だって、エボシガイって結構激しくオオグソクムシの腹肢に打ちつけられているじゃないですか。
揉みくちゃにされて往復ビンタされているみたい…
かなりハード(笑)
エボシガイにとって、意外と過酷な環境なのかもしれない…そんな気もうっすらしてきました(笑)
このエボシガイの蔓脚は少し太めで丈夫に見えるので、プランクトンだけではなく、揉まれながら腹肢の表面の付着物も食べているような気もします。
種類はまだ特定できていません。
どなたかエボシガイの分類に詳しい方、お知恵を拝借させてください。