思いがけず、見たいと思っていた生きものに遭遇するとテンション上がりますね。
今朝、へんな生きもの研究所を見回りしていて、通りかかったアマモ水槽のガラス面にそんな生きものの姿を発見!
あ!オカダウミウシやん!
コイツ、全く普通種なのですが、ずっと見たいと思っていました。
今回、初めての遭遇。
オカダウミウシって、飼育困難な種類が多いウミウシの中にあって、おそらく飼育が簡単な種類じゃないかと踏んでいるですよね(実際は飼育したことはありませんが)。
餌だって、簡単に手に入るウズマキゴカイだってわかっているし。↓
他の多くのウミウシの幼生がプランクトン生活を送るのに対して、オカダウミウシの幼生は初めから親と同じ姿で孵化するそうですし(直接発生)。
直接発生であれば、おそらく幼生の飼育も可能なはずです。
だから、オカダウミウシは数少ない継続飼育、繁殖が可能なウミウシで、水族館のウミウシ展示の期待の星かと思っているんですけど…
…大きな問題がひとつ。
それは、体のサイズが小型だということ。
体長5ミリほど。
動きも素早くてすぐに移動してしまうし、そのまま展示しても誰にも気付かれないんじゃないでしょうか…
あぁ残念すぎる。
実際、今回見つけた個体をガラス容器に入れて同僚に見せても、小さすぎて存在が解らず、どこ?どこ?どこ?と3回も見直されたぐらい。
取りあえず、餌のウズマキゴカイが多くいるドロイシガニ水槽に展示(放流?)してみましたが…
もう二度とそのカワイイ姿を見ることは無い気がします…
さようなら(笑)。