昨晩は宿直でした。
館内の見回りついでに思い立ち、採集してきたばかりのヒゲクシウミシダを見てみることに…
ウミシダはヒトデやウニなどと同じ棘皮動物、植物のような姿にそそられます。
このヒゲクシウミシダは磯の周辺、岩の下などにいることが多い種類で、この個体もイシカイメンの隙間に隠れていました。
夜なら外に出てきているかもしれないと思ったわけです。
お、出てきている。
ん~暗闇で懐中電灯を照らすのってワクワクしますね。
明るいときに見えなかったものが見えたりして。
むふふ興奮しますね(笑)。
指先でウミシダのモジャモジャの腕をそっと押し広げると…
お、スイクチムシ発見!(矢印)
スイクチムシはゴカイなどと同じ環形動物ですが、体節性がほとんど失われた円盤状の生物でウミシダの仲間に特異的に寄生するパラサイトなのです。
これまた、萌える~
スイクチムシは類によって形や色はさまざま。
薄っぺらい種類だと滑るようにウミシダの体を這い回りますが、この種類のようにこんもりとした饅頭みたいなヤツは割とゆっくりと動きますね。
ぐわ~可愛いわ~
…あ、ちなみにスイクチムシに萌えるのは私だけではありません。
意外と思われるかもしれませんが、ダイバーには結構人気があって良い被写体になっているようですから(自己弁護)。