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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

ヒメツマリウミグモが脱皮しました

ただいま腰高シャーレでウミグモ7匹を飼育中です。

このウミグモ、どうやらヒメツマリウミグモAnoplodactylus carnatusのよう。

ですが、Anoplodactylus属は種類が多いので、もう少し調べてみないといけません。

 

ところで前回、ウミグモがホンダワラコケムシを食べた!と書き込みましたが、そのすぐあとにも再び貴重な摂餌の瞬間を目撃しました。

いやぁ、興奮しました。癒されます。

 

見つけた時、ちょうど 鎌のようなツメを手前に折り曲げてコケムシの触手をつかんでいました。

そして、しばらくじたばた脚を動かしていたかと思うと、おもむろに脚を口の近くに持っていき、そのままコケムシの触手を吸いこんで食べてしまったのです。

まるでウドンをすするみたいに…。驚いた。

 

そう言えば、この仲間のツメは少し長いので、カマキリやシャコのそれのようにも確かに見える。

こんな風にモノを持つ機能があるのか…う~ん興味深い。

 

さて、今回は脱皮の話です。

前回も書いていますが、実は飼育しているウミグモ7匹のうち、1匹だけがまだ若い個体。

コイツです。

ウミグモの歩脚は4対8本が基本ですが、コイツの歩脚はご覧のように歩脚は3対しかありません。

(じたばた動き回るので少しボケています)

若干幅広く見える左側の腹部のあたり(右は頭部)、ここに4対目の脚の原基があります。

 

さてさて。

先日の土曜日は楽しい酒宴で、日曜日は休みでした…

 

月曜日に2日ぶりにウミグモの様子を見ると…何と!

あの幼若個体が脱皮しているじゃありませんか!

はい、これはそのまた翌日火曜日の姿。

おぉ!同じ個体とは思えぬ大変身、4対目の歩脚がすっかり出来上がって成体にかなり近い姿になっています。

(まだ若干幼さの残る部分もありますが)

 

ちなみに…孵化した頃のAnoplodactylus属の幼生はこんな姿で(画像はズングリツマリウミグモ)

歩脚は持たず、ハサミのような脚と長いロッド状の脚が2対だけ(これらの脚は将来、成体の頭部の付属肢になります)

脱皮を繰り返しながら、歩脚を1対、また1対と数を増やしていくのです。

 

こんな感じに、ひとまず順調に餌を食べて、脱皮をして成長しているヒメツマリウミグモ…

もしかしたらシャーレの中で繁殖も可能かもしれませんねぇ。

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