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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

魚に念ずる、と書いて「ナマズ」

なんかスゴイ魚な気がしませんか?(笑)

どーも、釣りバカ飼育員のつじです。

今日はナマズの話。

みなさんナマズはどこに生息しているかご存知ですか?

このような、中下流域の河川ならどこにでもいる魚なんです。

この時期は、農業用のせまーい用水路まで入ってきて、

バシャバシャと産卵する姿も見れたりします。

そして、ナマズは・・・釣れるんです。

こんなルアーで。

「ジッターバグ」というルアーなのですが、

赤色の部分で水をつかんで「ポコポコ」と音を立ててくれます。

ナマズは音に敏感で、この音がキモになるわけです。

ナマズは夜行性です。日が落ちてから、

このようにルアーにライトを背負わせて、釣り開始です。

ポコ、ポコ、ポコ(ルアーの音)・・・ドッッバシュアー!!!

これはナマズの捕食する音です。

ナマズは餌をとるときは、エサ近辺の水ごと吸い込むのです。

その吸い込み音がとっても派手なのです。

っと、こう釣れます。

立派なひげが代名詞ですね。

実はこのひげは、犬や猫のソレとちがって、

皮膚の一部が変形して出来ているものなんです。

ここで一つ考察を。

このナマズの主な餌は、カエルや小魚です。

これ、外来種で有名なブラックバスとほとんど一緒なのです。

ナマズはれっきとした固有種で昔から日本にいます。

では何故、日本の河川の生態系は成り立ってきたのでしょうか?

その理由は、ナマズの捕食にあります。

実は、ナマズは捕食がすっごく下手くそなのです。

実際に、ルアーにはアタックしてくるのですが、ルアーとはてんでバラバラな場所に

アタックしたりするんです。(目があまり見えてなくて、水流と音を頼りにしている感じ)

先日も、10回アタックしてきて、針掛かりしたのが1回とか・・・。

ナマズの捕食の下手くそさが、うまい具合に生態のバランスを保っている。

定かではないですが、ナマズを釣るとき、僕はいつもそう感じています(笑)

こんな感じで、流れがゆるくなった所にナマズはいます。

近所の河川のぞいてみてください。立派なひげした奴がいますよー。

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