こんにちは。
新しい命も仲間入りしている鳥羽水族館。
ちょっと目線を変えると、色々なところに生きものたちは暮らしています。
今朝、開館前に掃除をしていると「クモ発見ッ!」
立派なサイズのコガネグモ。ちなみにこの模様はメス限定。オスは体ももっと小さいんです。
動物たちの世界って、例えば鳥のようにオスが綺麗というイメージが強いかもしれませんが、チョウチンアンコウやこのクモのように極端にオスが小さなケースもままあります。
さてこのコガネグモの写真、脚を揃えて頭を下にというのはいつものポーズ。
でも下側にある「Z状の白い糸」、この装飾スタビリメンタムって言うのですが、なんの為にあるのかは正直あまり知りませんでした。
体を大きく見せる為…?
ちょっとだけ調べてみると、大きさの誇示の他にも、この装飾により身を隠すとも考えられているそうです。そこでついた名前が「隠れ帯」。毛嫌いされることも多いクモですが、この忍術のような名前を付けた日本人の発想が素敵。
ちなみに近年の研究では、紫外線を反射する効果があるとも言われているそうで、エサである虫が寄ってくるというもの。確かに虫って紫外線に誘引されてきますからね。コンビニの店先にぶら下がっている青い光(この青は紫外線の色ではなく人が見える為の青い光です)の殺虫器には虫たちが集まっています。
たまには水辺の生きもの以外にも目を向けようと思った朝でした。
※スタビリメンタムの理由は諸説あります。