へんな生きもの研究所と菅島にある名古屋大学の臨海実験所の水槽から見つかった無腸類の新種を記載した共著論文が出版されました。
スガシマヒョウモンウズムシ Hofstenia sugashimaensis です。
ムニムニッとして可愛いコ!(現在は展示していません)
存在に気付いたのは、今から10年以上前の2014年のこと。
当時、何度か飼育日記で紹介したので、気になる方はそちらも読んでください。
見つけてすぐに無腸類のホフステニアの仲間だと判明したのですが、当時は分類学的な研究は少なく、研究者もいない…。全くのお手上げ状態。
ひとまず、記録写真を撮って飼育日記で紹介し、2体ほど標本を残しました。
そんな風にタネだけまいた格好でしたが、それから10年ほど時ばかりが経過…。このまま進展せずにうやむやになる“塩漬け案件”かと思っていました。
それが、今から3年ほど前に、多くの研究者とつながりができる中で「あの飼育日記で紹介していたホフステニアを記載したい」とお声がけ頂いたのです!いやぁ、ブログを書いて良かった。標本も残しておいて良かった。
その後、菅島にある名古屋大学の臨海実験所の水槽中でも本種が出現することを知りました。
結果、正式に論文として記載され、10年以上にわたるモヤモヤにひとまずピリオドが打たれたわけです。
標本は大事、記録も大事。
【飼育研究部 森滝丈也】






