さて本日は「睡眠」について「寝方が個体によって違うのは好みですか?野生のセイウチはどうやって寝ますか?」と質問をいただきました。
ポウとツララが同居している時は寄り添って寝ていることがほとんどです。

ツララはそんなに小さくなれるの?と思うほど丸まって寝ていることも。
↑実際の様子
この時前肢・後肢を互い違いに挟んで寝ていることがほとんどですが、
実は前肢・後肢には血管が多く通っていて、熱交換をして体温調整をしています。
日中暖かい時にはこの行動はあまり見ることはありません。
朝夕などは前肢・後肢を互い違いに挟んで寝ていることが多いので、きっと体温を逃がさないようにしているのかなあと推測しています。
さて野生では、天敵や寒さから身を守るために群れで体を寄せ合って寝ていることが多く、
本に載っている写真や野生のセイウチのライブカメラを見ても、ぎゅうぎゅう詰めの状態で寝ていることが多いです。
平気で他のセイウチの上を移動したり、小競り合いしたり、ライブカメラを見ていると結構面白いのでお勧めです!笑
余談ですが、セイウチの睡眠についてはあまり研究されていないそうですよ。
次回はセイウチの「皮膚」についてです!
【飼育研究部 クルム】







