先月、いつもお世話になっている菅島の漁師さん(幸進丸)からトゲミズヒキガニを頂きました。私が記憶する限り、本種の入館は初めてだと思います。
今、へんな生きもの研究所で飼育しています。入館直後の様子はこんな感じ。
この仲間は第5脚が上向きになっていて、これを使ってヤギなどを持ちます。
カモフラージュの為だと考えられます。搬入直後はご覧のように何も持っていなかったのですが、翌日見ると、短いヤギ(トゲナシヤギ)の枝をしっかりつかんでいました(このヤギはカニと一緒に採集されたものです。試しに同じ水槽に入れてみたら、こちらの思惑通りイイ感じに背負ってくれました)
日傘みたい?
実際、どれだけカモフラージュ効果があるのか定かではありませんが…
ともあれ、何か背負っていると落ち着くようです。
【飼育研究部 森滝丈也】