皆さんこんにちは、ともちゃんです。
昨夜からの大寒波で、本日の鳥羽は積雪が10cmほど。
ボクが入社してから雪が積もったのは2回目くらいで、ここまでの積雪は何十年に1度ぐらいだそうです。
寒冷地に生息するセイウチは皮下脂肪が厚く、寒さにはかなり耐性のある生きものです。
今朝の水族館Lコーナーでは銀世界が広がっていました。
ツララには雪が似合います。
おたる水族館で産まれたツララには雪なんて珍しくもないかと思いきや、いつもと違った様子に警戒気味。
ポウちゃんは「雪ー!」とサインを出すと顔を生めて少し食べていました。笑
ポウちゃんらしい行動です。
「雪が積もって、きっとセイウチは喜んでるでしょうねぇ」という声が聞こえてきそうですが、実際にはあまり喜んでる様子はありません。
寒い環境で生活するセイウチなので、人間の先入観で「雪=セイウチ」と思いがちですが、個体によって反応は様々です。
ですが、いつもと違う環境は少なからず彼ら(人間にも)の刺激になっていると思います。
自然界のセイウチはきっとこんな感じなのかなぁと思いを馳せながら、長かった1日が過ぎていくことでしょうね。
【飼育研究部 ともちゃん】