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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

オウムガイに会いに

先日、オウムガイの話を聞きに小学2年生の女の子がご両親と一緒に来館されました。

実は、この女の子は2年前の夏休みにも2回来館してくれて、当時はまだ幼稚園生でしたが、立派な手作りのオウムガイ新聞を持ってきてくれました。

夏休みなどに合わせて、遠方からオウムガイの話を聞きに来られる方はこれまでに何人もいましたが、6歳(当時)はおそらく最年少記録。驚くと同時にとても嬉しかったですね。

今回は、小学生になったのであらためてオウムガイ新聞を作りたいと、また色々と質問してくれました。これからも変わらずオウムガイを好きでいて欲しいなぁ。

ただ、残念なことに、現在、当館ではパラオオウムガイ2匹しか見ることができません。

交接するパラオオウムガイ
現在のオウムガイ水槽

実は、2019年からオウムガイ類の国際取引には特別な許可が必要となり、通常のルートでは国内に流通しなくなりました(これは野生のオウムガイを保護する法律なので、仕方ありません)。当館では許可申請した上で、海外の水族館の協力でオウムガイを入手し、展示を継続してきました。

ところが、去年から続くコロナ禍の影響で、今度は相手国からの飛行機(直行便)自体がストップ!!

今、入手がかなり厳しい状況にあるのです…

これまでのようにオウムガイを皆さんに知っていただくためにも、できるだけ早くコロナ禍が収まってくれることを祈るばかりです。

【飼育研究部 森滝丈也】

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