あまりにもマイナーすぎてそれが何なのかを説明するのはなかなか大変ですが、個人的に内肛動物のロクソソマの仲間が好きです。
内肛動物は世界で150種類ほどが確認されているようですが、まだまだ見つかっていない種類も多いようです。
さて、そのロクソソマの仲間であるロクソミトラ属の一種が、今、久しぶりにへんな生きもの研究所のオニダルマオコゼの水槽に出現中です。
このロクソミトラはオニダルマオコゼのいる水槽のガラスやアクリルパイプの表面からも見つかるので、オニダルマオコゼだけに依存しているわけではないようですが、ある程度の共生関係にあるのは間違いないようです。
初めて見つけたのは5年前になりますが、おそらく、まだ報告されていない種類だと思われます。
体高は1.2㎜ほどで肉眼ではほとんどわかりませんが、拡大して観察すると、繊細な体のつくりにグッときます(笑)
ぜひ探してみて下さい。
【鳥羽水族館 飼育研究部 森滝丈也】