今年の5月2日にへんな生きもの研究所で見つけた「リプケア(Lipkea sp.)」
3年前の千葉県の博物館の水槽内での発見例に続く、北太平洋で2例目の発見記録となる超絶珍種クラゲです(傘径1.5-2.0cm)。
さて、このリプケア
ほぼ同じサイズ(右がやや大きめ)が並んで見つかりましたが、そのあとすぐにアクシデントで右側の個体の一部が欠損…
あぁ右の個体(No. 1)はこのまま死亡してしまうか…と心配しましたが、その後再生。
結局、最近では再生したNo. 1の方が成長著しく、大きく傘を広げるように。
反対に、その勢いに押されるようにどんどん小さくなる左側のNo.2(8月1日撮影)
そして…8月13日
これまでか…
貴重なリプケアが1匹になってしまうのか…
淡く期待しつつ、しばらく様子をうかがっていました。
やはり、リプケアはかなり再生力が強いクラゲのようです(千葉では、出芽による無性生殖の観察例もあるそうです)。
2代目No.2はこのまま順調に成長して欲しいものです。
【飼育研究部 森滝丈也】