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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

テヅルモヅルがたくさん入館しました

昨日、リョウマエビが採れたと地元の漁師さんから連絡があり、高村さんが受け取りに行きました。

リョウマエビは深場に生息するイセエビの仲間で、それ自体、入館するのはまぁまぁ珍しいのですが…それよりも何よりも、帰ってきたトラックのタンクを覗きこんで驚きましたよ、私は!大好きな無脊椎動物がどっちゃりいるじゃないですか!特にテヅルモヅルの仲間はこれまでに見たことないぐらい入っている。これほどまとまった入館は初めてじゃないかな。興奮して自然とテンションが高くなります!!!テヅルモヅルだけで10個体以上。中には初めて見る種類もいます。

巨大なテヅルモヅル
虎斑のテヅルモヅル
ユウレイモヅル科 ツノモヅル属

今回、テヅルモヅルは大きなヤギや、ブラシのような姿のケツノサンゴと一緒に採れたようです。

さっそく知り合いの研究者に画像を送ってみたところ、どうも、とても貴重な種類である可能性が…。まぁ、このあたりは、また詳細が分かり次第お知らせすることにします。

さっそく展示水槽にテヅルモヅル2個体とケツノサンゴを展示してみました。この水槽はムラサキヌタウナギ、ヤマトトックリウミグモ、オオグソクムシなど深海生物がすでに入っているので、少し窮屈になってしまいましたが、深海の雰囲気が出ているんじゃないでしょうか?小さな水槽ですが、なかなか興味深いのでよく見てもらいたいなぁ。

深海生物(特に無脊椎動物)ってのは、どうしてこんなに気持ちをワクワクさせるのでしょうねぇ(笑)

あ、そうそう。ケツノサンゴの軸の根元に見慣れない生き物を見つけました。調べてみたら「ハナノエダ」という刺胞動物(花虫綱)。初めて見ました。かなりマイナーですね。ひゃぁ興味深い。どんどん脱線していくのでここらで、今回はおしまいにしておきます。

ゴミのように見える…ハナノエダ

 

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