昨日、へんな生きもの研究所で若いきれいな女性から「森滝さんですか…?」と声をかけられました。
何でも、Twitterでの私のつぶやきを楽しく読んでいるそうです。
嬉しいですねぇ。
その方はウミウシが好きだったのですが、残念ながら、ちょうど「へん研」のウミウシは小さくてわかりにくいサイズのものばかりで、残念でした。
でも、その日の午後、漁師さんが採集した大型のウミウシが入館しました(私は宿直明けで早々に帰宅していましたが)。
入館したのは、クモガタウミウシです。
…かなり地味です。
ご覧のように、このウミウシは褐色の背面に濃淡のある雲紋が散らばっています。
この模様からクモガタウミウシの和名が付けられたようです。
そして驚きなのが、腹面のカラーリング…
派手!というか毒々しいほど…
美しく可愛いイメージの種類が多いウミウシですが、コイツは真逆…のような。
水槽に入れて、裏側がチラッと見えるとヤバいぐらいです。
存在感ありありであまり可愛くないので、手に乗せて写真を撮ってみました。
わぁ!手乗りウミウシだ!…って、イメージはあまり変わりませんし(笑)
さらに、驚いたのは…
このクモガタウミウシの学名 Platydoris speciosaの種小名(speciosa)が、なんと「美しい・華やか」という意味だということ。
…そうか、美しい、か。
ん~まぁ、よくよく見れば「美しい」ウミウシと言えるかも知れませんけど。