年々クリスマス商戦の開始時期が早くなり、11月に入ると街はすっかりクリスマスムードですね。
鳥羽水族館でも明日からクリスマスイベント「トバスイ☆クリスマス2024」が開催です!
さて。
イベントとは直接関係ない話題ですが(完全に便乗です、はい)、昨日、顕微鏡を覗いていて、ちょっとしたクリスマスっぽい生物を見つけました。
正確には、ある生物のからだの一部なのですが、氷細工のようなキラメキ!驚きました。
拡大するまで気が付きませんでした。このキラキラの正体はアカエイに寄生するウオビル類のエラ(おそらくエイビルPterobdella amarta だと思います)。
ウオビルは魚に悪さをするなかなかの厄介者ですが、こんな美しい一面もあるのですね。
ちなみに全身はこちら↓
そしてクリスマスオーナメント風の生物と言えば、こちら。
ヒトデの体腔内に寄生するユミヘリゴカクノシダムシDendrogaster tobasuiiです。
驚異のフラクタル。
水槽の中にはこういうのも見つかります。
きれいな星形した珪藻です。珍しい種類ではなさそうですが、顕微鏡下で見かけると嬉しい☆☆☆です。
【飼育研究部 森滝丈也】