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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

桜の引っ越し

桜の引っ越し

桜は鳥羽水族館で最年長、30歳のメスのフンボルトペンギンです。桜は今、他のペンギン達とはなれてバックヤードで暮らしています。昼間は専用の小屋(1枚目の写真、左手前に水場があります)で過ごし、夜は暖房の効いた部屋の中のペットケージで休息しています。

 

11月中旬から視力が落ちた桜は、神経質になって巣から出られず、あまりエサを食べなくなりました。そして11月24日には他のペンギンとケンカをして傷だらけになり、かなりショックを受けているようでした。そのままみんなと一緒にはしておけないと考え、桜はバックヤードに移りました。

 

ペンギンはケンカをしてひどいケガをすると死んでしまうこともあり、私達は心配しました。エサを食べない時は注射で水分を補給し、お腹に食べ物を入れても大丈夫そうな時には、係員が口をあけて魚を食べさせました。

 

そして桜は段々元気になってきて12月9日には自分でエサを食べました。今では横を通る係員に気付くとエサをねだって寄って来ます。視力が落ちて桜の元気がなくなる、ということをはね返せてよかったと思います。2-4枚目は12月14日に撮りました。視力は落ちましたが、目に力強さが戻りました(長谷川)。

 

 

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