先日の飼育日記でハナフタヤギ(?)のポリプの頸部に何かが卵を産み付けていたと、紹介しました。
第1印象から扁形動物(ヒラムシやプラナリアの仲間)の卵嚢では?と予想して、腰高シャーレに取り分けて様子を見ていましたが、
昨日あたりから、次々と孵化し始めました!
ところが、幼生はグルグル激しく泳ぎまわり、なかなか撮影できません…
それが、今日になって幼生は這い回るようになり、何とか生きたまま詳細を観察できるようになりました(体長0.2㎜)。
おぉ、ゴマ粒のような4つの目がカワイイ!体の真ん中から少し後ろあたりにある咽頭(口)もしっかり確認出来ました。
これらのの特徴から、当初の予想通り扁形動物の幼生だと判明しました。
おそらくウスヒラムシ属の1種だと思います。
【飼育研究部 森滝丈也】