ある朝のこと。Fコーナーに見回りにいくとまだマナティーたちはねていました。
私たちと同じく肺で呼吸しているマナティーですが、ごはんをたべるのも眠るのもぜんぶ水中です。眠っていても時折水面に浮かび上がっては、鼻の穴を水面にわずかに出して息継ぎをしてまた底に戻って眠りを再開します。長いときでは10分以上も息継ぎなしで眠り続けたりしています。
さて、鳥羽水族館にいるのはオスのかなたとメスのみらいの2頭。体格も性格もかなり異なるこの2頭ですが、寝相もちがうんです。かなた(写真左)は大体壁際でじっと行儀良くうつ伏せや仰向けでねています。今日のみらい(写真右)の寝相は・・・岩と壁のすきまに挟まって寝ています。
よくみてみると・・・
おわかりでしょうか。みごとに鼻がぐんにゃりとねじまがっています。実はこの寝方、まぁまぁな確率で見ることができます。寝心地がわるくないのでしょうか。。。
そんな不思議系女子のみらい。ぜひ会いに来てみて下さいね。運が良ければ、ガラス越しにこーんなドアップのみらいが見られるかもしれません。
【飼育研究部 しんたに】