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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

トレーニングのススメ!その⑥

 

こんにちは、ともちゃんです。

 

動物とは会話できないが、意思疎通をすることはできます。ただ、「倒立をして」と言ってもアシカは倒立してくれません、当たり前です。動物とトレーナーとの間に合図の決まりを作っていないから。

 

言葉の通じない動物達にどうやって種目を教えるのか?動物によって変わってきますし色々な方法がありますが、イルカやアシカでも使われているのが「ターゲット」と言われる道具です。

 

ターゲットという物を動物に提示して誘導したり、してほしい行動に近づけたりします。どんなものでもターゲットになります。

 

例えば下の写真、塩ビパイプに浮きをつけてテープでグルグル巻いたもの、これを使ってもトレーニングは可能です!

 

このターゲットをトレーナーの手に切り替えると「吻タッチ」と呼ばれる基本の形が出来上がり!

手を出して動物を呼んでる姿、水族館で見たことありませんか?

 

いきなり種目ができるわけではないので(できる時もある)、少しずつ誘導していき、目標としている行動に近づけばエサを与えます。動物達は考えて行動し「こうしたらエサがもらえるんだ」と学習していき、一つの種目ができあがります。

 

 

つづく

 

【飼育研究部 ともちゃん】

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