彩りを増やそうと、今回、新たにいくつかサンゴを導入しました(手前の砂地に置いてあるのが新しいサンゴ)
そして昨日、潜水掃除ついでに水槽に潜って観覧面から見やすい場所にサンゴを設置しました(矢印)
ところで、ここには近くにアザミサンゴがいます。
アザミサンゴは強い刺胞毒を持ち、夜になるとスイーパー触手と呼ばれる長い触手を伸ばして周囲のサンゴを攻撃します。
そのため、レイアウトに気をつけるのは鉄則です。
今回は、画像では近くに見えますが、アザミサンゴから10cmほど離しておいたので攻撃されない安全圏だろうと判断しました…が、少しあまかったようです。
ちょうど、昨日は宿直だったので、夜の見回り中に水槽をのぞいてみましたが…
うぉぉ、アザミサンゴが髪を振り乱すかのようにスイーパー触手を伸ばしまくり、近くのサンゴ(ミドリイシ類)を攻撃しているじゃないですか!
近くに来た新参者に対して完全攻撃モードです。
このまま攻撃され続けると、せっかく導入したサンゴは死んでしまうので、ひとまずスイーパー触手の届かない位置まで移動し直しました。
展示としては、できるだけボリュームのあるレイアウトにしたいところですが、サンゴの相性を考えると、上手く配置する工夫が必要になってきます。
【飼育研究部 森滝丈也】