先ほどへんな生きもの研究所の給餌中、ウコンハネガイの中にいるセスジピンノを見かけました。
拡大すると小さな眼も確認出来ました。
カクレガニの仲間のピンノはアサリの中から見つかるシロピンノがよく知られていますが、ミノガイの仲間に共生するのが、このセスジピンノ。
背甲はやや四角ばった形で、中央を走る稜線で二分されています。なかなか特徴的な姿をしたかわいいカニですが、滅多に生きている姿は見ることができません。
紀伊半島以南、奄美群島やフィリピンあたりに分布するようです。
へんな生きもの研究所で展示しているウコンハネガイの中には時々いますが、今日みたいにはっきりと姿を確認出来たのは初めて。
見られるのは、貝とカニが共にリラックスしたときぐらいでしょうか(笑)
案の定、この写真を撮影後、隠れて見えなくなってしまいました。
【飼育研究部 森滝丈也】