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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

ヒメツマリウミグモの餌の捕り方

久しぶりに飼育日記をのぞいた家内が「もりたきくん増々マニアックになってるなぁ…誰向けに書いてるのよ?(笑)」と。

いや、わかる人だけわかればいい、のスタンスです、ハイ。

 

そして、本日もマニアックにウミグモの話。

 

過去2回、餌のホンダワラコケムシを食べる瞬間を目撃しました。

1回目は、コケムシの個虫を吻(口)で吸い込む、まさに食べる瞬間。

2回目は、既に脚でコケムシをつかんでいて、それを口の近くに持っていって食べる課程。

(画像)ホンダワラコケムシとヒメツマリウミグモ

 

ところで、ホンダワラコケムシを拡大すると…

個虫から触手が出ているのがよくわかりますね。実は、この触手はちょっとした刺激で縮んでしまいます。

でも、過去2回目撃したのは、まさにこの触手の部分を食べるところ。

どうやって触手だけをつかまえるのか、少し疑問でした。

 

その謎が解けたのは今回の3回目。

顕微鏡をのぞいた時、ウミグモはコケムシの個虫に向けてゆっくりと脚を動かしていました。

その脚先がコケムシの触手にふれた瞬間、案の定、コケムシはスッと触手を引っ込めてしまいました。

…摂餌失敗か?

ところが、その後、ウミグモはちょっと予想外の行動をとったのです。

(画像 ウミグモの脚)

前回、書き込んだように、ヒメツマリウミグモは鎌のような長いツメと脚の先端の節でモノを挟み込むことができます。

コケムシが触手を縮ませるとそのままツメと節の間にコケムシを挟み込んだまま、ウミグモは脚の動きを止めたのです。

 

しばらくすると、コケムシは何事もなかったかのように再びスルスルと触手を伸ばしはじめました…

おぉ!ウミグモはその瞬間を待ちかまえていたのです。

触手が伸びきった瞬間、それまでの静止状態から一転の早業で触手を挟み込むと、見事に触手だけむしり取ったのです。

 

うぉ~!!初めて見て興奮しました!

 

次回はこの瞬間をこの瞬間を押さえたい…

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