今回は、コブシメのお話です。
ホームページでは、すでに紹介していましたが、今年もコブシメが水槽内で産卵を始めました。
コブシメは、メスが卵を一個づつていねいに産み付けます。
場所は、岩かげやサンゴの奥。
魚に食べられないように出来るだけ、奥、ず~っと奥のほうに産みます。
水槽内のことですから、そのまま放置しておくと、卵が傷んだり、他の生きもの(魚だけでなく、ゴカイなどの生きものにも)に食べられたりするので、回収して別の水槽に収容します。
と言うことで、本日 卵を回収することにしました。
あんまりないかなぁ?と思いながら、岩やサンゴをめくってみると…けっこうありました。
全部で約150個
しずく型の白い卵です
ちょっと心配なのが、この卵が受精しているのか?という事です。
観察している限りでは、交尾(交接)を確認できていないのです。
ま、受精していれば、しばらくすると卵が膨らんできて、白い卵がちょっと透明になります。
例えるならゴム風船のようなぐあいにです。
順調にいけば、3月末~4月ごろに、赤ちゃんコブシメに会えるハズです。
その日を楽しみに、観察を続けることにします。