ヒフキアイゴに刺され、釣り竿を折った、釣りバカ飼育員つじです。
Twitterの@返信を見たら、たくさんのコメントが・・・。
館内でも数人のお客様に指大丈夫でしたか?と声をかけていただきました。
恥ずかしながら、大変良くなりました。ありがとうございました。
少し良い機会なので、釣りバカ飼育員のちょっとした思い出話を。
若干水族館と話がそれますので、興味のない方はスルーして下さい。
先日、折れてしまった竿を見ていると、ふと、あるモノが見たくなった。
汚い部屋をがさごそ……
あったあった。
Megabassの Dog- X jr
製造年1999
ということで、今から14年前の1999年の話。
当時小学5年だった釣りバカ少年つじは、釣具屋さんに行くことが
とても好きでした。隣町までチャリで20分。
「丸山さん居ますか?」といつもの店員さんを呼ぶ。
「よ!メガバス少年!」と丸山さん。
つ「メガバスないの?」
丸「滅多にないっていつも言ってるやん」
Megabass とは、ルアーメーカーで、今でこそ普通に売っていますが、
90年代は、生産数が少なく、プレミア的ルアーでした。
店内で売っていると思ったら、
2万円以上お買い上げのお客様に限りお一つまで。
当時のお小遣い、月500円、買えるわけがない。
ルアーだけじゃない。釣り竿も1980円のものしか買えなかった。
やる気はあるのに道具が揃わない。
そんな僕に丸山さんはいつもこう言います。
「今買える道具で勝負。後は腕でカバーしたらええ!」
と。
ある時は、釣り方のレクチャーを親切にしてくれて、
1時間以上話しているなんてザラにありました。
「仕事あるから行くわ!」っと断ることなど一度もなかったことを覚えています。
それでもメガバスが欲しかった・・・。
そんなある日。
いつものように釣具屋へ。
丸「つじくんなんでもっと早よこんの!今日メガバス定価で出したんやで!」
時すでに遅し。完売してました。
もう半分泣いてました。何を買うでもないのに店内を
ウロウロ・・・。
すると、
丸「つじくん。絶対誰にも言うなよ。レジのお姉ちゃんには事情話しておいたから、
これ買ったらすぐに帰りな。」
エプロンの中から……
まだ売り出してはいけない在庫ストック分のメガバスを差し出してくれたのです。
彼はこの後、釣りに魅了され、進学先で魚類を勉強し、14年後、釣りバカ飼育員になりました。www
気がつけば、現在の私は当時の丸山さんと同じ年くらい・・・。
仕事がんばろwww
以上、釣りバカ飼育員の小話でした。というか長っっ!
最後までありがとうございました~
P.S.
その2年後、釣具屋さんが移転。それ以降丸山さんとお会いすることはなくなりました。
今でも釣具屋さんしていて欲しいなぁ。
かれこれ10年以上前の話です。固有名詞を出したことをお許しくださいませ。