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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

オオグソクムシに付着するウスエボシの一種

オオグソクムシに付着するウスエボシの一種

先日、久しぶりに熊野灘底曳き網生物採集に出かけてきました。
採取したひとつが、お馴染みのオオグソクムシ…
ですが、テンション上がったのはこの個体の腹肢にウスエボシの仲間が付着していたこと。
ちなみにウスエボシ(エボシガイ)はフジツボに近縁な甲殻類です。
エボシガイ類は本種のように甲殻類の殻に付着する種類もいくつか知られています。一方で甲殻類の殻に付くと、脱皮の際に一緒に脱ぎ捨てられるリスクがあります。
おそらく脱皮と脱皮の間に、急いで幼生の付着→成長→繁殖をおこなうのではないかと予想しています。
これまでに確認した3例は全てメスのオオグソクムシから見つかっています。それも自身の幼生を保育中か保育終了直後の個体の腹肢から。
オオグソクムシの脱皮間隔は不明ですが、保育期間中は比較的長期間にわたって脱皮しないはずなので、人の目に止まりやすいのではないかと予想しています。
ところが今回はオス個体に付着していました。それも脱皮が近い個体です(脱皮の兆候、白い△マークが出ています)
今回は、このまま殻と一緒に脱ぎ捨てられてしまうかもしれません。
【飼育研究部 森滝丈也】
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