へんな生きもの研究所アパート水槽23号室のフリソデエビです。「振り袖」のように広がった第2胸脚(ハサミ脚)が和名の由来ですが、英名のハーレクイン・シュリンプ(道化師のエビ)の方がイメージに合う気がします。
ヒトデだけを食べるエビとして有名です
ヒトデを食べる時にこの振り袖のようなハサミ脚は使いません。
使うのは、その前にある第1胸脚。この脚は針のように尖っています。
これをヒトデの体表に細かく打ち付けて穴を開けて中身を食べる…等と説明されています。だから、ずっと信じていましたよ、私は。
ところが、今回、拡大してみると…意外な新事実が。
針のように尖った先端は小さなハサミになっているじゃないですか!
どうやら、これで小刻みにヒトデの体表を突き、小さなハサミでヒトデの内臓をつまみ出す…ようです。
ざっと調べた限りでは、第1胸脚の先端がこんな小さなハサミになっているといった記述は見当たらなかったのですが…。
これは既に知られていることなのでしょうか。情報をお持ちの方は教えて下さい(笑)
【飼育研究部 森滝丈也】