こんな内容の飼育日記ばかり書き込んでいると、そのうち注意されそうな気もしますが…
れっきとした記録(備忘録)なので。念のため(笑)
オオベソオウムガイがまたオス同士で交接行動していました。どうやら№84の発情が激しいみたいですね。
通常、オウムガイ類の交接腕は口(口球)の左にあります。
同じ利き腕同士の交接であれば、向かい合って握手するような感じになり、お互いの交接腕は邪魔にならないようです。それで交接腕の位置が違う№82が避けられているんじゃないかと推察していたのですが…
今回は、その№82が相手でした。
オス同士なのでいつものように引き離しましたが、今回、交接直後の№82の様子をはじめて確認することができました。
意外だったのは口(口球)のかたち。先細りになってまるで交接腕のようなかたちになっています。
口球が交接腕の代わりをしているわけでもないでしょうが…
ちなみに、餌を食べる時は口球の中にある口器(顎・カラストンビ)が見えるので、こんな感じになります(※この個体は№82ではありません)
【飼育研究部 森滝丈也】