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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

本日もハシキンメが産卵、そして私は見ました。

釣りバカ飼育員つじです。

断続的にハシキンメが産卵することはわかっていましたが、やはり今朝も産卵しました。

実は昨日、こいつが親魚かな?と思っていた個体が残念ながら死んでしまって、

もう産卵はないか?と思った矢先の産卵であったのでびっくりしたところでした。

というわけで、親魚は違ったわけです。

そして本日は、謎解決に一歩前進しました。

はい。私、ついに放卵の瞬間を見たのです!!

続けて放卵しないかなと見ていると、なんと1個体が卵を放出したのです!

効果音で表すと、ボロボロっという感じ。

しかし、しかし、オスの放精がない??

は!っと思って出した直後の卵を回収してみました。

ここで少しまとめます。

①放卵を確認。メス個体の特徴は右の胸鰭に切れ込みがある。

②オスの追尾、放精は未確認。

もしこの状況で卵が卵割(受精)していたら、メスの体内で受精している

可能性が出てきます。

さて、検鏡です。

卵割(受精)していますね。(白濁した卵は状態の悪い物です)

ここで、考えられる可能性をあげてみます。

①私が卵をすくう時に、先に放出されて受精していた卵を採ってしまっていた。

②先に放たれていたであろう精子と受精していた。

③オスには生殖器があってメスの体内で受精をしてそれから卵を放出する。

正直な所、③なんてありえないだろう…という気持ちから、①、②を書いている

という所もあったりします。

が、このハシキンメは水深100m以深に生息する魚なので分からないことが

ほとんどだと思います。

こんな感じで、わからない。なんでだろう?とまた謎が増えてしまいましたw

 

 

 

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