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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

カブトクラゲの吸虫

今朝の見回り中、カブトクラゲに付いた無数の白い粒々につかまってしまいました(笑)

…何だろ、これ?朝の忙しい時間なのに気になりすぎる…

餌の準備の前に拡大してちょっと観察。…一瞬、「シラス干し」かと思いましたよ。

え、これって…予想とは違ってどうやら吸虫類のようだわ。

うごめいています。だめだぁ…可愛すぎる。

と、ここで中座。餌の準備に行って来なくては…

餌の準備が終わって、そそくさと観察の続き。拡大、拡大と。

おぉ、やはりこれは吸虫の仲間(幼生?)ですね(5目盛り=0.1mm)

吸虫類は魚類の寄生虫としてメジャーなグループなので、水族館でもおなじみ。

ですが、こんな風にカブトクラゲ(有櫛動物)に寄生することがあるとは知りませんでした。

他に寄生報告があるのか調べてみようかと…あ、時間が…そろそろ潜水掃除に行かなくては。

 

でも、検索するとすぐにヒット。

吸虫類の多くは魚類に寄生しますが、サンゴ(刺胞動物)やクシクラゲの幼体(有櫛動物)への寄生報告もあるようです。

なるほど。

 

おっと時間だ…飼育日記の構成を考えつつ潜水掃除。

終了後、昼飯をかき込み、さっそく飼育日記を書いています(笑)

 

…と、もう一つおまけ。

3ヶ月ほど状態変化の無かった深場系イソギンチャク「ナスビイソギンチャク」が今朝、はじめて触手を開きました!

へんな生きもの研究所で展示中(ヨロイウミグモ水槽)

昨日の晩ご飯に「水ナス」を腹一杯食べたのですが、あれがナスビ・フラグだったのかも知れません(笑)

【飼育研究部 森滝丈也】

 

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