ここ数日の間に、へんな生きもの研究所で作業中に若い女性に2回声を掛けられることがありました。
どちらも「バナナムシってどこにいますか?」という質問。
質問を受けた時はバナナムシ(仮)はすでに繭の中にこもった状態だったので、それをお見せしましたが、正体不明生物、やはり皆さん気になるようです(笑)
それが今朝は、またまた2匹が出現していました。
今日だったらはい回る黄色いバナナムシがお見せできたのに。残念。
バナナムシ(仮)…前回お伝えしたようにクモガタウミウシの寄生虫だということは判明しましたが、正体は依然不明のまま…
2日前にバナナムシを宿した1匹を含むクモガタウミウシ計3匹を予備水槽からへんな生きもの研究所の水槽へ移動させたばかりなので、この個体から出てきたのかもしれません。
今回は正体を突き止めようと、ガラス板にはさんで圧片標本化してみることにしました。
後端あたりからV字にスジが走っていますが、これは全個体に共通した特徴です。
本当に、誰もコイツの正体はわからないのでしょうか…
現在のところ、全く「情報なし」です。
【飼育研究部 森滝丈也】