さて本日は外来生物法のお話です。
セイウチに加えてシン・ザリガニチームとして修業中のまえだです。
先日沖縄の小さな池で当館でも飼育しているミステリークレイフィッシュというザリガニが発見されニュースになりました。
(⬇当館の個体は青みが強いです)
ザリガニの仲間の多くが日本の生態系への悪影響の懸念から「特定外来生物」に指定されています。(以下、特外)
特外に指定された生物は許可なしでは飼う事はおろか、生きたままでの運搬も違法になります。(アメリカザリガニとミシシッピアカミミガメは条件付きで例外)
そんな中でもミステリークレイフィッシュはオスを必要とせず、メスのみでクローンを生み出して増えることができる「単為生殖」が可能なかなりやばい特徴を持っています。
幸い発見されたのは孤立した小さな池のようですが、沖縄県内で広がらない事を願っております。
特外の許可のない飼育や生きたままの運搬、野外への放出は外来生物法により3年以下の懲役、もしくは300万円以下の罰金。法人の場合は1億円以下の罰金になる重罪です。
ある人の言葉を借りれば「持っているだけで捕まるのは麻薬と銃と特外だけ」
外来生物法違反ダメ絶対。捕まるよ、マジで。
【飼育研究部 まえだ】