コーラルリーフダイビングゾーンでは、11月末にコブシメの交接行動が見られ、その数日後に産卵が始まりました。コブシメは初冬から春にかけて産卵します。
交接中のコブシメ。大きい方がメスです。
メスはマメスナギンチャクに隠すように産卵しています。産卵中はオスが近くで見守っています。
メスは腕をふくらませるようにして卵を準備します。腕の先に卵があり、1つずつ丁寧に産み付けていきます。卵は、少しずつ回収してバックヤードに移動させています。
産み付けてすぐは白色をしていますが、2週間ほど経つと透明になってきて中身が見えてきます。
卵の中身が見えてくると、毎日観察するのが楽しみになります。卵は約50日で孵化する予定です。
【飼育研究部 つぼんぬ】