こんにちは、ともちゃんです。さて、トレーニングのススメ!の時間です。
動物との信頼関係がなければ、トレーニングは進みが悪かったり、他の人ではできるのに自分だけできない、といったことになりかねません。
水族館に就職して、トレーニングや毎日の仕事に慣れてきたある日、担当していたオタリアがショーの出番の時に呼びに行ってもケージから出てきません。先輩の時には同じタイミングで出てくるのに…。そんなことが約1ヶ月ほど続きました。トレーニングの時間は問題なく出てくるのです。ショーの時だけ出てきません。
悩んでいる僕に先輩は「いつも同じタイミング、同じ呼び方じゃついてこないよ。」
「動物が同じ毎日に飽きているんだよ。」と。
その日から、出番の1分前に呼びに行ったり、ショー中でも少しでいいから違うことをやって、変化を持たせるように心がけました。トレーニングの時間も、いつもはやらないようなことをしてみたりすると、違う種目ができたり新しい動きを見ることが出来ました。
ショー通りの動きをさせることももちろん大事ですが、僕はいつでも柔軟に考えるようにしています。いつもと違う動きがみられるとなんだかワクワクするんです!
つづく
【飼育研究部 ともちゃん】