本格的にトレーニングの話になってきて熱が入ってきたともちゃんです。
トレーニングは人間が一方的にやってはいけません。一時的にできるかも知れませんが、長い年月で見ると種目の維持も必要になってくるからです。
トレーニングは動物の状態や主張も考慮して進めて行きます。そこで大事になってくるのが前に書いた「動物の気持ちを考える」こと。
100%理解するのは難しい事ですが、毎日接していると「今日は元気そうだな」「テンション高いな」と思うことがあります。
ですが、絶対そう!とは言い切れません。動きだけじゃなく、表情や声色といったたくさんの情報を用意して、できるだけ近い答えにたどり着くことがトレーナーの仕事です。
「もしかしたら〇〇かもしれない」という選択肢は必要です。「去年のこの時期も〇〇やったから…今年も〇〇だ」という決めつけは1つの可能性で、絶対ではありません!
トレーニングは動物と人との繋がりの一部、約束事のようなモノ。
ある程度の約束を決められるトレーニングをすることで、知らなかった動物の一面や能力を知ることができ、そのトレーニングを一緒に進めることは動物の気持ちを考えることに役立つんじゃないかと思います。
つづく
【飼育研究部 ともちゃん】