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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

オオベソオウムガイの胚

オウムガイの孵化は、ここ2年ほど調子悪くて赤ちゃんの姿を皆さんにお見せできない日が続いていました。

大きく飼育方法を変えたわけではないのですが、どうも上手くいかない…

受精はしていて3割ほどは発生が進んでいるのですが、どうも産卵6ヶ月目以降に死んでしまうようです。

 

新年から心機一転、少し飼育方法に変化をつけてみたところ、何となくそれまでと違う手応えを感じています。

再び孵化に成功して、また、皆さんにオウムガイの赤ちゃんをお見せできれば良いのですが。

 

先日、赤ちゃんのいない間、卵の中で育つ胚を見ていただこうと、試験的にオオベソオウムガイの卵殻を一部、切り取って中身が見えるようにしてみました。

この卵は去年の8月のものです。

 

笠のような幼殻をかぶった胚の様子が分かるでしょうか?

 

目はもちろん、漏斗や触手もできはじめています。

意外と活発にピコピコと動いていますよ。

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