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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

オオグソク胚 その3

前回書き込んだ、死んだ母親の保育嚢から取り出した15個の卵(先に取り出した2個はアルコールで固定済)。

昨日観察したら、しっかりと発生が進んでいることが判りました。一安心です。

赤い矢印で示した個所は胸部の節でしょうか、太くしっかりとしています。

ちなみに、下の画像は11日前の胚の様子(別の卵)。

脚はできていますが、今回のものよりまだまだ「出来はじめ感」(?)がありますね。

そして今回は、なんとか正面からの胚の様子も撮影することが出来ました。

光の当て方に難ありで、多少見えにくいでしょうが、ご了承ください。

頭を上にして脚を抱えるように腹側に少し丸まった姿のオオグソクムシ胚が判ると思います。

頭にはうっすらと眼も見え始めています。産卵日が特定できていないので、この胚が何日目のものかはっきりしません。また、孵化までどれぐらいかかるのかもわかりません。

引き続き観察してオオグソクムシ胚発生のデータを集めたいと思います。

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