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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

クロダイ 1

どーも、釣りバカ飼育員のつじです。

さて釣りバカ日記です。

みなさんはクロダイという魚を知っていますか?

日本中ほとんどの海域で見られる昔からなじみ深い魚です。

東では「クロダイ」、西では「チヌ」と呼ばれています。僕はチヌの方がしっくりきます。

さてこのクロダイですが、なんでも食べます。

小魚、貝、ゴガイ類、トウモロコシ、スイカの皮・・・すごいでしょ!

これだけ雑食だと、釣り方もたっくさんあります。

で、私はもちろんルアーで釣ります。そのルアーがコレ。

ポッパーという種類のルアーで、

このように水面に浮いて、カップ状になった口でポッコ、ポッコと

音を立てて進みます。ということは、水面までクロダイをおびき寄せて

食わせる、なんともスリリングな釣りなのです!(トップウォーターゲームっていいます)

さて、このトップウォーターゲーム。どこでも釣れるっていうわけではありません。

じつは、クロダイが水面を意識する水位に限度があります。

それは約2~3m以浅です。(僕の経験上)

さて、前置きがかなり長くなりましたが、ここ1カ月で発見したことがあるので以降に述べます。

約2~3m以浅ってことは、浅いとこ狙ったら釣れるんだろ?っと、そう簡単ではないのです。

ここで、キーポイントになるのが「群れ」です。この群れができるメカニズムに着目します。

基本的に海の中は潮流(ながれ)があります。

そこに、海底の起伏が混じると、図のように「ながれ」の

速いところと、遅いところが出来るのがお分かりでしょうか?

魚は流れがあるとソレに逆らって、頭を向ける傾向があります。

これが「群れ」ができる瞬間です。ようはみんなマエナラエした状態。

この時はクロダイはルアーに見向きもしません。

なぜなら、一匹だけ抜け出して餌を食べるのは怖いからです。

じゃあ、群れになってないときは?そうです。

流れが遅いときには、バラバラな方向を向いているため、群れではありません。

この時がルアーを追いかけるときなのです。実際の写真を載っけます。

赤丸の部分が流れが速いところ。その手前と奥が流れがゆるいところ。

水位・流れ・群れ この三つの条件が揃うと、

釣れるんです。 クロダイ2に続きます!

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