当館のキャッチフレーズは飼育生物種類数日本一(1200種)。この数をキープするのはなかなか大変なので、知らないうちに紛れ込んだニューフェイスを見つけると嬉しくなります。
例えば、鳥羽の菅島の漁師さん(幸進丸)から生物や生物が付いた石をいただくことがありますが、それをしばらく予備水槽に放置していると予期しない生物が見つかることがあります。
そんな“原石”に出会ったら、こっそりスカウトして水槽デビューさせるわけです。水槽の中で大事に育てて、美しく成長したらスカウトマン+プロデューサー(私のことね)としても喜びもひとしお(笑)
今朝、水槽搬入後に初めて美しい姿をみせてくれたコがいます。それは、こちらのミナベトサカ。こんなポリプ満開状態は初めてです。
同じタイミングで、同じようにデビューさせたホネナシサンゴの仲間も美しい姿を見せてくれました。これもなかなか見られない珍しい姿。このコも鳥羽湾からやって来ました。
そして、昨日は同じ水槽でもう一種、新入りさんを見つけました。こちらです。
ジュズサンゴの仲間でしょうか。これから種類を調べます。他の水槽では飼育していないので、貴重な1200種メンバーの一員として登録します。
【飼育研究部 森滝丈也】