HPでも紹介があったように5月23日ミナミアフリカオットセイのワンに
初めての仔が誕生しました。約1週間たち母仔共に少しずつ落ち着いてきました。
鰭脚類の排卵は1年に1回しかありません。
メスが交尾を受け入れるのは1日の数時間しかありません。
うまく交尾をしても受精しなかったり、初産だと流産、死産の可能性も高くなります。
多くの関門をくぐり抜けて誕生してきたことにまずは安心しました。
数限られたチャンスを掴むため、採血で排卵を予想して
超音波画像診断(エコー)で着床や胎児の生育を見守ってきました。
得られたデータや知識、技術は大きいです。
またワンのために協力してくれたチーム、獣医に感謝したいと思います。
そして生まれたのが↓
このチンチクリンw鼻水ついてまっせ
ワンがちゃんと育児できるか不安でしたが、
産んですぐに仔が乳を飲みやすい体勢をとったり、プールに落ちても咥えて持ち上げたりと
初めてとは思えないくらい丁寧に育児しています。
このちんちくりんの期間は短いです。オスなのでどんどん大きくなります。
まだ水槽からは少し距離がある位置での観覧になりますが、
寝相悪く待ってますw←お腹パンパン。
【飼育研究部 おーむら】