へんな生きもの研究所のアパート水槽7号室でひっそりと飼育中のヨコエビBathyceradocus sp.(熊野灘の水深350mで採集)。まだ名前が付けられていない種類(未記載種)である可能性が高いので、現在、研究者に調べてもらっています。
この沈木の中には、どうやらサイズの異なる6匹(大1・中4・小1)がいるようです。大きさ5-15㎜程度。
前回も書き込みましたが、他所では見ることができない珍ヨコエビなので、生態を観察できないかと思いつきました…
生態観察するには個体識別が重要。何か個体識別の目印はないかと探していましたが、どうも個体によって触角の欠損部位が異なるようです(ヨコエビには第1触角と第2触角の計4本の触角があります)
これを目印に、個体識別ができるのではないでしょうか(笑)今、画像データを集めています。
残りの個体はまだ調査中…
沈木に依存したBathyceradocusの生態はシロアリに似ているので、何らかの社会性があれば面白いな、と期待しています。
【飼育研究部 森滝丈也】