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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

セスジピンノは抱卵中

昨日のセスジピンノは、夕方にウコンハネガイをこじ開けて押しこみ、無理矢理お引越しさせました。

また、少し観察しづらくなってしまいましたが、やはりそこはカクレガニ、貝の中にいるのが本来の姿だろうと。

以前から腹部の赤みが気になっていたのですが、やはり抱卵中だったようです。

こうやって横から見ると膨らみがよくわかります。

 

このセスジピンノを確認して初めて写真に収めたのは8月21日。

その時は腹部に卵は見当たらなったのですが…(左を向いています)

3日後の8月24日。腹部の中心あたりに赤みが差していることに気が付きました。

よく見ると小さな粒々があるような…卵?

毎日、確実に観察できるわけではありません。

ウコンハネガイがリラックスして貝殻を大きく開いた時だけ中をのぞくことができます。

そんなこんなで2週間が経過して9月6日。

久しぶりに見ると…おぉ!かなり腹部が赤くなっている。卵を抱いているんだろうか。

そして5日後の9月11日。

これまでは赤いカーテン越しにのぞき見していたわけですが(笑)、やっと全身を確認することができました。

お腹がパンパン。やはり抱卵中で間違いなかった。

そして、確認後セスジピンノのピン子ちゃんは新しい貝に移動させたので、私はまた「のぞき見」しなくてはいけなくなったわけですが。

まぁ、それも楽しいもんです(笑)

あとどれぐらいで孵化するのでしょうか?

【飼育研究部 森滝丈也】

 

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